インドって東南アジア?

デリー大学留学中。ヒンディー語の能力向上、インドを知り、自分を見直すためのTHE自己満。見たくない人は見なくて結構。

「3 idiots」

これは揺るぎない持論だが、行動を起こすには3人がベストだと思う。2人だととにかく日常の話題に気を遣い、逆に4人以上だとどうしても個々の存在感が薄まる。3人でいれば、つまらない奴でもキャラが立たないキャラとしてギリ存在できることに気付いたのである。

物語における友情に3人組が多いのにも意味があるのだろう。3人寄れば文殊の知恵とはよく言ったもので、賢者の石を得る為に罠を奥に進む冒険も、8つの宝石を集める旅も、ズッコケだらけの日常も、3人の個性があってこそ前に進んだ。唯一の欠点、多数決の成立する最小人数ゆえ起こる、少数派意見の弱さがもどかしくページ数を食う点には目を瞑ろう。

 

今日の記事⇒10/24, 2018 Dainik jagran「チャーバハールでインド、アフガニスタン、そしてイランが初めて三国会談を行った」

(全文・イキリガバガバ翻訳)

「インド、アフガニスタン、そしてイランは、今週火曜、イランの都市チャーバハールの港プロジェクトについて、最初の三国会談を行った。この会議においては、プロジェクトの実現への確認がなされた。この会議の意義の大きさは、戦略上の観点から重要なこの港は、イランに対するアメリカの制裁の範囲内となっているという理由によって、より一層大きいものである」

「インド外務省は、チャーバハール港を介する国際的な乗り継ぎと運搬のための三国の取り決めの十分な運用について、三国が広く意見交換した、と述べる。インドとアフガニスタン、イランは、2016年の5月に、ひとつの取り決めに署名し、それに基づいてチャーバハール港の使用による三国の間での乗り継ぎ、運搬の航路を作ることが定められていたことも書かせてほしい。インド外務省は、会談において、この取り決めをフォローアップする委員会を設置することも決められ、そのチャーバハール港の最初の会談から、2か月以内になされるだろうということも述べた」

 チャーバハール港はここ。

f:id:yhkDELHI:20181026034755j:plain インドはこの港を介してイラン、アフガニスタン市場を開拓しようとしているところで、この三国の結びつきはこれからも強くなっていきそうだ。

f:id:yhkDELHI:20181026034825j:plain インドに留学行くことすら快く思わなかった俺の祖父母は、イランに行くにも、アフガニスタンに行くのにもきっと反対するだろう。これはつまりこの三国全てが危険で、クセモノだということだ。同じ三国の印象でも、例えば英語圏の優等生たち、アメリカ、イギリス、オーストラリアが与える印象とはまったく異なるのは明らかで、これは埼玉北部の年配に限らず、世界的に感じられる差異だと思う。

 

 ただしかし、自分がこれからの可能性を感じるのはやはり前者の三国だ。可能性は成長の余地で、可能性は面白みでもある。旅も冒険も日常も、癖のある3人の個性によって彩られたように、現実もクセモノといると面白いのだろうと思う。クセモノと現実との化学反応は笑ってしまい、そのくせ、クセモノの将来は普通の奴よりも輝いているような気がしてしまうのは憧れからだろうか。

 

思い返せば、大学でいつも俺と一緒にいた2人はかなりクセモノで、だからこそ毎日が楽しくて仕方が無くて、一緒にいると、自分まで特別な存在である気がしてくるから不思議だった。まだインド三ヶ月目だが、日本に帰ってその2人に会いたく思うのは、彼らのようなクセモノが彩る世界が何より鮮やかで、恋しいからだ。

この三国も、仲良くすればAAL IZZ WELL。きっとうまくいく。

 

(元記事:https://www.jagran.com/news/national-first-trilateral-meeting-between-india-afghanistan-and-iran-on-chabahar-18564714.html

(地図:http://parstoday.com/ja/news/iran-i36456