インドって東南アジア?

デリー大学留学中。ヒンディー語の能力向上、インドを知り、自分を見直すためのTHE自己満。見たくない人は見なくて結構。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「劇場」

一番好きな文学作品を聞く質問は、センスや教養を問われているようで、いつも答えに詰まる。自分をセンス良く見せるなら、この質問にベストセラーを答えるのは論外、芸能人が著した作品もすれすれ、文学への知識の浅さを露呈してしまうから避けるべきなのだ…

「説得力と引き換えに涙の経験を」

人の心を動かすのに同情と共感は強いと信じているが、その裏を返せば、同時に、どちらかが無ければ、多くの場合人を動かすまでには至らないことを認識しているということで、では自分がその原則に則った言動を日々心掛けているかというと、そうではない。主…

「3 idiots」

これは揺るぎない持論だが、行動を起こすには3人がベストだと思う。2人だととにかく日常の話題に気を遣い、逆に4人以上だとどうしても個々の存在感が薄まる。3人でいれば、つまらない奴でもキャラが立たないキャラとしてギリ存在できることに気付いたの…

「日本に帰った両親への寂しさが回想させる自己犠牲」

お盆には律儀にいそいそと墓参りをし、正月にはいそいそと初詣に出かけ、クリスマスには美味しいケーキをいそいそと買いに行く宗教的浮気性の父のもとに生まれたから、ひとつの宗教に捧げる敬虔な信心深さとは縁遠く育った。自分が小さいとき、父は苔の生え…

「ジャイアンは映画では良い奴」

「カキーン!」 などと鍵括弧で一行目を埋める小学生お決まりの作文のスタートは今でもあまり好きではない。先生が作文に工夫を求めると、小学生はまず会話文や音で一行目を埋めがちだが、これはこすりにこすられた工夫の模倣であって、楽しかったです、で作…

「私が死んでも誰も悲しまない」

ドラマでも映画でも、「私が死んでも誰も悲しまない」という台詞は、「そんなことない、私は悲しい」という返答を狙ったものでほぼ間違いないから、その不貞腐れたテンプレートの台詞には真意が込められていない。けれど、その期待通りの返答はいつだって本…

「期待は成果か嘘を求める」

野球を見るのも、父とキャッチボールをするのも大好きだったから、小学4年生のとき、地元の少年野球のチームに入れてもらった。でも凡才が入るには小学4年生は遅すぎて、同学年の友達はみんなAチームという上手で、試合をするグループに入っていたのに、自…

「なぜ」

なぜ、が苦手だ。自分にとっていつもなぜ、は歯痒いものだからだ。世間一般でマイナー言語のヒンディー語を学ぶのはなぜ。毎日10人くらいしか見ていないブログを続けるのはなぜ。なれるわけがないのに、そんな夢を見るのはなぜ。なぜ。なぜ。確かな決意が…

「約束は針、契約は金」

守らなければならないもの。例えば、校則。例えば、規則。例えば、法則。例えば、約束。そく、の漢字が違う約束だけは他と違って、結ばれる間が対等な気がして、だからこそ指切りげんまんができるのだと思う。校則を守らないヤンキーも、ダチとの約束は守っ…

「目指すはポケモンの世界」

兄弟は不平等で、兄は大体損な側だ。嫌なことは先を強いられ、楽しいことは後を強いられる。注射は兄が先、ムシキングは兄が後。知らない人への挨拶は兄が先、電車で席が空いても兄は後。兄がファイアーレッドになるのは弟がリーフグリーンを選ぶからである…

「ガーンディーさんへの手紙」

20歳以降、誕生日は嬉しくなくなると聞きます。普通の人は、歳を取るにつれて、体は衰え、自分が何歳なのか意識する機会も減り、なにより、祝ってくれる人も少なくなるからだと思います。羨ましいのは、今も、インド国民全員、今日があなたの150回目の…

「隣だと心配性、離れると愛」

この世に生きとし生ける母親の殆どが備える「心配性」という特性を自分の母親もまた備えているが、「心配性」は「反抗期」とすこぶる相性が悪く、高校以降、家で毎日階上から行われる鍵と携帯の確認は形骸化しつつあった。結局機嫌が悪くて返事をしないとき…